寝つきはいい方ですか?
ドラえもんに登場するのび太くんは、勉強もスポーツもできないけれど、ガン(銃)さばきと寝つきだけは人並み外れている。
のび太くんのガンさばきを毎週お茶の間で披露するには物騒すぎるので、もっぱら活躍の場は映画の中だけと限られているのだけど、彼の寝つきの良さはTVでも高い頻度でアピールされている。
「1、2、3!」で枕をぽ~んと放り投げ、畳の上に落ちてきた瞬間に横になり「ぐぅ~zzzz」と寝ることができる、のび太くん。
さすがです。
その秘訣をぜひとも、らくちゃんにご教示願いたい。
らくはものすご~く、寝つきが悪い。それだけではコト足りず、寝つきだけでなく、寝起きも悪い。
ハルとらくが同時にベッドに入って、ハルが15分くらいで眠りにつくのに対し、らくは小1時間、ひどいと1時間半くらいかかる。
らくはその間、何やらボソボソと話をしていたりする。
しかもその話し相手というのは、かわいいクマのぬいぐるみとかではなく、ハルが生まれたときにR嬢がプレゼントしてくれた「宇宙船に乗った5体の宇宙人」とか、IKEAに行ったR嬢からのお土産の「やたら手足の長いエイリアンのようなオレンジの猿(通称:ウッキー)」とか、とにかく個性的なセンスで選ばれたマニアックな“非お人形”なので、それらとおしゃべりするらくの背中がいささか不気味なのだ。
我が家ののび太くんである、ハル父の子どもにはあるまじき姿である。
ちなみに、ハル父の首の後ろには人間には見えないボタンが付いており、枕に頭を下ろした瞬間、首の後ろのボタンが押下され、ハル父のスイッチが切れる(=寝てしまう)仕組みになっている。
長男ハルくんにも、もちろんそのスイッチが内蔵されているようだ。遺伝とは恐ろしい。DNAとは神秘である。
一方のハル母は、雷がなると、頭の右側半分がビリビリする。
「まだまだお肌も体も若いから体内に水分がたっぷり詰まっていて電流が流れやすいのね、ウフッ」と勝手にポジ解釈しているハル母をよそに、ハル父の主張はこうだ。
「宇宙人に連れ去られて調査のために頭の中にチップが埋め込まれているんだ。だからビリビリするし、小さいときの記憶が抜けていたりするんだよ。」
地球人代表として宇宙人の研究サンプルに選ばれるのは光栄な話だが、常識人から程遠い私を研究材料にするとは宇宙人も見る目がない。
さて、話を戻そう。
ハル母は、無意識に宇宙人から再度連れ去られてしまうのを恐れてか、以前は寝つきがかなり悪かった。
暗がりの中でハル父が「明日何しようか?」と話を振ってきたので、「どこか遠出でもしようか」と返事をして振り向くと、「ぐぅ~zzz」とハル父は答えを待たずして寝ていたりすることも多々あった。
ハル父の首の後ろのスイッチは高性能で学習機能があるので、横向きやうつ伏せで寝る場合にも対応してスイッチが自由自在に移動する。
さらにスゴイことに、ハル父のスイッチは自己増殖機能も備わっている。
寝ている間に増殖したスイッチが、何とハル母の首に巣を作ってしまった。
それ以来、ハル母の“のび太化”は進化し続けている。今では、うつ伏せで寝るときはおでこにスイッチが移動し、壁に寄り掛かって座っているときはオシリに移動し、即座にどんな体勢でも寝られる。
だが、もちろんハル母のスイッチだって自己増殖機能がある。女性だからパワー倍増だ!
次なるターゲットは…フフフ
お昼寝の時間なのに、未だ避難用の懐中電灯で空に向けて信号を送り続けている、らくちゃん、君だ!!
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