ハル母が10年くらい通っている美容室の担当お兄さんですら初めて気づいた新事実!
ハル母の頭の1時の方向(左上の角っこ)には、陥没がある。海溝とまではいかないが、小学生が掘った落とし穴のような溝だ。当事者であるハル母ですら気がついたのは20代後半の頃で、この事実をハル父に打ち明け、確認のために頭の1時の方向を触った時の彼の怖れおののいた表情は今でも忘れられない。
「よくこんなアタマで生きてるね」
これがハル父の感想だった。正論だ。
だが福岡の片田舎に住んでいた頃にその理由がわかった。なぜ生きていられているのかだ。
台風が多く、スコールのような雨も時折あった福岡では、もちろん雷の頻度も高かった。海の中道は周囲に高い建物がないせいか、地面に落ちる雷光がよく見えたものだ。そして雷がなると、なぜかハル母の頭にビリビリと電気が走るようになった。そう、陥没している辺りから首に向かって電気が走る感じ。
周囲の人にそのことを告げると、そんな風になる人は1人もいなかった。(サンプル数:10人)
「宇宙人に頭の中にチップでも埋め込まれているんじゃない?」
ハル父が神妙な顔でそうつぶやいた。
確かにそう考えると合点がいく。アタマをこじ開けられて金属チップが埋められ、陥没ができた。金属チップに電気が通り、ビリビリと感じる。
そういえば、小学校2年から4年生の記憶はとても曖昧でぼんやりとしか覚えていない。もしかしてその間に宇宙人に拉致られ、地球人代表として地球人の生態をリサーチされているのかもしれない。
なぜ、私が地球人代表になったのかは置いといて、まぁそれなりの人生経験は踏んでいるので、モニターとしてはなかなかの成果を出しているだろう。
そういうことか、と一人納得したハル母。
呆れるハル父。
だがハル父の常識すら覆すような、決定的な出来事が起きた。
らくちゃんがある日、突然こう言った。
「らくはね、宇宙人なの。もうすぐ宇宙に帰るよ。でも大丈夫、宇宙船でまた来るからすぐに会えるよ」
Ohhhhhhhh!マイガッ!
どうやら宇宙人は私たち親子をサンプルに、地球人の生態と遺伝、進化について調べているようだ。
頭に陥没のある方、雷でビリビリする方、あなた方は選ばれし人間です。プフッ
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