- 2010-02-09 (火) 22:00
- 親父の小言
イクメンって、いうほど「エライ」のか?
ハルを連れてデンマークにスウェーデン、らくも連れてフィンランドに行ってて感じてた。
子どもって夫婦で育てるんだなぁ
ベビーカーを押すパパはフツーだし、家事をするパパも特別じゃない。ふたりの子どもなんだから、夫婦でできるほうどちらかが進んでやればいい。そもそも共同作業だし。育児も家事も生活の一部なんだし。
いよいよ日本もそんな感じに近づいてるのかな?と感じたのは、去年4年ぶりに東京へ帰ってきたころ。
- ベビーカーを押しているパパが増えた
- スーパーで買い物をしている男性(パパ?)が増えた
んーなんだか微笑ましい光景だな、と思うと同時に悲しい過去がフラッシュバック!ハルが0歳のとき
「早退させてください。子どもが熱で保育園にお迎えに帰らないとなんですぅ」
と当時勤めていた社長に直訴したところ、
「ふざけるな!仕事をなんだと思ってるんだ!ヨメに行かせろ」
といわれた過去を持つボク的には、世の中もようやく変わりつつあるんだな、とちょっぴり感慨深くそして嬉しく思いつつも、「モノゴトが浸透するには時間が必要なんだな」と7年の歳月の必要性を悟った。
(とはいえ、「公務員の新米パパ、率先して育児休暇取得」などとマスコミが持ち上げる記事を見るたび苦々しく思ったものだ)
ハルが0歳当時とは違い、女性の社会的地位の向上や共働きでないと経済的にキビシイ・・・という現実問題もあるのだろう。とはいえ、変化はつきものだから、ママ(女性)だけでなく、パパ(男性)も育児・家事に積極的になっているのは、実は実は自然な流れで当然のことだと思ってた。
そしたら近ごろ、こんなコトバが流行っているいるという。
- イクメン(=イク(育)メン:育児するパパ)
- カジメン(=カジ(家事)メン:家事をするパパ)
それも現役の長妻厚生労働大臣が言ったって?
マジで吹きだしそうになったwww
参院予算委:長妻氏が新語提案、「イクメン」「カジメン」
「『イク(育)メン』『カジ(家事)メン』という言葉をはやらせたい」。長妻昭厚生労働相は27日の参院予算委員会で、「かっこいい男子」の意味で使われる「イケメン」をもじり、育児や家事をする男性をかっこいいとPRする意気込みを語った。 社民党の近藤正道参院議員への答弁。長妻厚労相は「日本は、男性の家事を手伝う時間が先進国で一番短い部類だ」と指摘した。育児休暇取得など男性の働き方を変えるには意識改革が必要だが、親しみやすいフレーズは男性の心に響くか。
参院予算委:長妻氏が新語提案、「イクメン」「カジメン」
(毎日新聞 2010年1月28日)
現役の大臣が予算委員会で「イクメン流行らせたい」といったのだ。いろいろ思うところがあったが、いちおう調べてみた。
総じて論調はこうだ。
あなたもイクメン、カジメンになれば・・・
カッコいいパパです!(育児するからカッコいい!って論点ズレてない?)
少子化対策になります!(具体的効用に説得力ゼロ。意味わからん)
婚活でモテます!(婚活市場で「家事・育児に参加する」と宣言するとモテるらしい)
なぜ婚活市場でイクメン・カジメンが取り上げられているのかと思えば、どうやら婚活をしている未婚の男性が婚活を成就させるために、カッコいいパパになれるようイクメンを目指しているのだというから、日本は平和ボケといわれても反論できない。(プレパパならまだしも、プレ旦那がなにやってんだ!?と思うのは、アラフォーだからか?)。
どうもこの婚活中男子のゴマすり感・腰の低さ、不自然な気がしてならない。
実はこの低姿勢。この婚活男子には、れっきとした理由があるようだ。
バブル時代の3高(高学歴・高身長・高収入)は、バブルが崩壊し失われた10年を経た今では3低(低姿勢・低リスク・低依存)にとって代わられ、「モテ男のトレンドは、3低だ!」とマスコミに煽られれば、なおさら女性の地位向上は社会(会社)よりも、男女間が最先端であることが疑いようが無い。
いうほどイクメンは、まだママたちに受け入れられていない
どうやらイクメンクラブというのがあって、そこには次の3ヶ条がイクメンの定義らしい。
イクメンとは、「育児を楽しめるカッコいい男」のこと
イクメンは、子どもたちを広く多様な世界へ誘い出す
イクメンは、妻への愛と心づかいも忘れない
感じてることだって明文化しないと人には伝わらないものだから、広告代理店が知恵を絞り、コピーライターがコトバを操って世論を巻き込む行為自体を否定するつもりは毛頭ない。
ただ、表には裏があるように、どんな事象でもポジとネガがあるはずで、良いところだけをフォーカスしているのは情報のプロパカンダで、洗脳じゃん!といわれてもしょうがないのでは?と思うんだよね。ま、別に現時点で直接的に被害者がいるわけではないので、議論も交わされないんだろうけど。
しかしその明文化された定義に沿って考えれば、認めたくないが自分もイクメンなのかもしれない(笑)
帰りが遅いsatomyに代わって、保育園の集まりへは「わが家代表」としてボクが出席する。しかしママたちの中にたったひとりで入ったパパとの距離はそうそう縮まらない。だって、「世間」や「まわり」が、一連のマスコミ報道にあるようなイクメンってカッコいい的変化に追いついてないし、世の中が理解できている段階ではないから。まぁ、そうなるにはそれなりの時間がかかるだろうから仕方がないだろうなぁ~(まさにボクのサラリーマン時代の社長からの叱責に相当する)。
今はただただ、イクメンを応援する女性が、男性に下心を抱いていないことを望むばかりだ。育児という十字架を背負わない結婚生活をスタートできれば、事実上、女性の自由が増えたことと同じだからね。ま、3低の条件の中の低姿勢でないことを祈るばかり(笑)。
「婚活でモテるイクメン」という記事を素直に読んでしまうであろう、これから結婚を控えている友人には、こんな記事に感化され男女間でヘンなイニシアチブを取らないでほしいな、と思う(笑)
参考記事:
少子化防止の鍵を握ると言われる「イクメン」とは?(日経トレンディ)
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